1 面積
238,537平方キロメートル(日本の約3分の2)
2 人口
約3,042万人(2019年:世銀)
3 首都
アクラ (Accra)
4 民族
アカン、ダゴンバ、エベ、ガ、マンプルシ他
5 言語
英語(公用語)、各民族語
6 宗教
国民の約70%がキリスト教徒、イスラム教約17%、その他伝統的宗教等
7 国祭日
日 | 名前 | タイプ |
1/1 | 元旦 | 祝祭日 |
1/7 | 憲法記念日 | 祝祭日 |
3/6 | 独立記念日 | 祝祭日 |
4/15 | グッドフライデー | 祝祭日 |
4/16 | 聖土曜日 | 祝祭日 |
4/17 | イースター・サンデー | 祝祭日 |
4/18 | イースターマンデー | 祝祭日 |
5/1 | メイデー | 祝祭日 |
5/3 | イード・ウル・フィトル(仮称) | 祝祭日 |
5/8 | 母の日 | 祝祭日 |
6/19 | 父の日 | 祝祭日 |
7/10 | イード・アル=アドハー(仮称) | 祝祭日 |
8/4 | 創立記念日 | 祝祭日 |
9/21 | クワメ・エンクルマ記念日 | 祝祭日 |
12/2 | 農民の日 | 祝祭日 |
12/24 | クリスマス・イブ | 祝祭日 |
12/25 | クリスマス | 祝祭日 |
12/26 | ボクシングデー | 祝祭日 |
12/31 | 大晦日 | 祝祭日 |
8 主要産業
農業(カカオ豆=チョコレートの原料)、鉱業(貴金属、非鉄金属、石油)
9 政治形態
・単一国家
大統領制(任期4年、2期まで)
・一院制(小選挙区)アシャンティ王国はガーナ共和国政府が認める正式な立憲君主制王国としてガーナ共和国内に存在する。
目次
ガーナという国
西はコートジボワール、東はトーゴ、北はブルキナファソに隣接し、南は大西洋(ギニア湾)に面しています。海岸から内陸へ100kmまでは海岸平野、西部は森林高原地域、東部はボルタ川流域の平坦地。アコソンボダムによって作られたボルタ湖は面積8400㎢あり、世界最大級の人造湖といわれています。
「初心者のためのアフリカ」として旅行に適していると思います。旧イギリスの植民地ゴールド・コーストであったため英語が通じるのが特徴です。日本の3分の2ほどの非常にコンパクトな国土の中に、多彩な見どころがあります。
首都アクラのある南部の沿岸地域は熱帯雨林気候です。年間を通じて高温多湿です。季節は大きく二つに分かれており、雨季と乾季があります。乾季は10月〜3月で、その中でも12月〜2月頃にはハマターンがあります。ハマターンは、サハラ砂漠からの砂塵が吹き寄せ、暑く埃っぽいものになっています。4月〜9月は雨季です。気温がやや下がり過ごしやすくなります。7月〜9月は比較的雨も少なく過ごしやすい季節です。
首都アクラから約700km北に位置する都市タマレは、サバンナ気候(熱帯気候の一種で雨季と乾季がはっきり分かれる)です。タマレのサバンナ気候は、気温の年較差は8℃以下で小さく、雨期直前に最高気温になります。 赤道無風帯および亜熱帯高気圧帯の影響もあり、年間通して風が弱いです。地方によって違いがありますが、気温は年間を通じて摂氏21度から35度位まで、そして、乾季と雨季の2つの季節があり、雨季の時期はバケツをひっくり返したような雨が降ることもあります。乾季はそれとは逆にまったく雨の降らない過酷な日々が続きます。
地表はラテライトに覆われ、赤茶けています。
ガーナ南部は、農業が盛んで、バナナ農園や、パイナップル農園、カカオ農園、ビーチもあります。その他にも500年の歴史を持つヨーロッパの城砦や城壁の数々が、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
首都アクラから北の方に行くとモレ国立公園のサバンナがあり、ここは東アフリカを彷彿とさせるような野生動物の宝庫です。
また、北部のブルキナファソとの国境地帯では、イスラム教の雰囲気が色濃く残っています。
東部は、国土の6割を占める低地帯をなしていて、世界最大級の人口湖として有名なボルタ湖があります。全長およそ520キロあります(琵琶湖のおよそ13倍!)アコソンボダムの建設時にボルタ川を堰き止めて1965年に完成しました。クルージングや魚釣り、カヌーやジェットスキーなどのアクティビティも充実しています。
西部は、コートジボワールに接しています。
野口英世博士展示室・野口英世博士記念日本庭園(Dr.Hideyo Noguchi Museum& Memorial Garden)
野口英世博士展示室
今やアフリカ・中南米渡航に必須となった黄熱病予防注射。その黄熱病の研究にガーナを訪れ不幸にしてここガーナで倒れた野口英世の展示室。コレブ教育病院内に設置されている。
野口英世が実際に研究を行っていた実験室を改装した展示室。野口が使ったとされる顕微鏡や母シカからの手紙などが展示されている。また、記念館の向かい側には野口を記念した日本庭園がある。研究所は当時のまま残されており、非常に簡素な研究所である。中に入るとホコ リとカビ臭い匂いが充満している。展示室内には、野口の半生や業績が描かれ掲示されている。研究所の一角には野口関連のものが多数展示されているが、展示物の中にあるニューヨークタイムズ紙は、1928年5月21日の野口英世の死去記事が載ったもので、亡くなった翌日には報道されていた事がわかる。
この展示室には小泉元総理や当時の皇太子(現上皇)も来訪するなど、著名人の来訪も多い。1番の見所は黄熱病で亡くなる直前の体温の記録である。自身で計測して記録していた。館内を案内してくれる係員によっては、実際に野口英世が使っていた顕微鏡を出してくれたりする。
野口英世博士記念日本庭園(Dr.Hideyo Noguchi Museum& Memorial Garden)
上記展示室の裏側にある庭園で、在ガーナ日本大使館、在ガーナ日本人会の支援の元に設立されたもの。庭園の門は鍵がかかっているので、係員に頼んで開けてもらうと良い。野口英世の銅像と1962年に作られた忍耐と書かれた石碑が置かれている。
野口英世
1876年11月9日福島県三ツ和村三城潟(現猪苗代町)で生まれる。1歳半の時に囲炉裏に落ちて左手に大やけどを負った。左手の手術を受け、医学のすばらしさを実感し、自らも医学の道に進んだ。アメリカのロックフェラー医学研究所を拠点に世界で活躍し、ノーベル賞の候補にも挙がった。1928(昭和3)年、西アフリカのアクラ(現ガーナ共和国)で黄熱病の研究中に感染し51歳で亡くなった。野口英世は生涯で200編を超える和文・欧文論文を著している。
住所 Research Office, Medical Directorate Central Admin Block
Korle Bu Teaching Hospital
電話番号 302739510
メルアドrdo@kbth.gov.gh
WEB コレブ病院 https://kbth.gov.gh
休館日 不定
閉館時間 不定
入場料 5₵(運営維持費に使われる)運が良ければ中を案内してくれる係員もいる
*チップは特に必要ない
行き方 タクシー、トロトロ、Uberアプリで配車を呼んでアクセスが可能。
アクラテマステーションから約15分で行ける。Nkrumah Circle(通称サークル)から行く場合は、トロトロターミナルからコレブ行きトロトロで病院前(停留所はないので病院前近くになったら運転手やトロトロの中にいる係員に言って降ろしてもらうといい)で下車。トロトロによって停車する場所が違うのでGoogleマップを参照したり人に聞いて向かうとよい。
あいりの一言
1,000円札になった人はどんな偉大な人なんだろうか。そう考えながら足を運んでみると、実際はものすごく狭い研究所で必死に黄熱病を研究していたことがわかった。研究所内にある彼の一生の年表を見てみると、ものすごく異端児でとても面白い人であることがわかった。展示室での彼の活動に触れ、自分ももっと頑張ろうと思える良い機会になった。ぜひガーナに足を運ぶ機会があったらこの研究所を訪れて欲しい。
コラム
ガーナ人( アシャンティ系のコミュニテイに多い)は生まれた曜日によって名前が決まる。 これはガーナの習慣であり文化である。 本当の名前とは別に生まれた曜日にまつわる名前を愛称として使用することが多い。筆者は日曜日に生まれた女子なのでアコシアです。
誕生日 | 男子 | 女子 |
月曜 | コジョ(Kwadwo) | アジョア(Adwoa) |
火曜 | クワベナ(Kwabena) | アベナ(Abenaa) |
水曜 | クワク(Kwaku) | アクィア(Akua) |
木曜 | ヤウ(Yaw) | ヤー(Yaa) |
金曜 | コフィ(Kofi) | アフィア(Afia) |
土曜 | クワメ(Kwame) | アマ(Amma) |
日曜 | クウェシ(Kwasi) | アコシア(Akosua) |