初めまして。ウガンダに住む山林香織(やまばやしかおり)と申します。
ウガンダに住んで2年8か月が経ちました。歩き方ハウス通信ではウガンダ担当を仰せつかりましたので、これからウガンダ在住者の視点から日本とウガンダの違いや住んでびっくりしたこと、学んだこと、等々思いついたことを投稿させていただきます。主観が入ってしまうことが多いですが、何卒ご容赦いただけますと幸いです。
さて始めに、私の住むウガンダ共和国を軽くご紹介させていただきます。
ウガンダ共和国
・ウガンダは東アフリカの内陸国。北に南スーダン、南にルワンダとタンザニア、東にケニア、西にコンゴ民主共和国が位置
・赤道が通っている(のに雪山もある)
・世界で二番目に大きい淡水湖であるビクトリア湖を有する
・国土の大半が平均高度1200mに位置している
・年間平均気温は約23度
・面積は日本の本州分くらい
・人口約4300万人(関東全体くらい)、出生率3.7%、平均寿命63歳、15歳以下の人口比率約50%
・首都はカンパラ
・共通語は英語、ガンダ語、スワヒリ語他
・コーヒーの生産量アフリカ2位(ちなみに生産量アフリカ1位はエチオピア)
・世界一長いナイル川の源流がある
・絶滅危惧種のマウンテンゴリラを見つけに森をトレッキングするゴリラトレッキングが有名
さて、大まかな紹介はこのくらいにして、次は住んでみて分かる、日本人からみたウガンダの興味深い点、ご紹介します。
フルーツ天国ウガンダ
バナナ、アボカド、パイナップル、パッションフルーツ、スイカ、パパイヤ、ジャックフルーツ(トゲトゲの直径50センチくらいある果物)等のトロピカルフルーツが年中豊富で安い!アボカドは基本的に日本で売られているものより大きく(15cmくらい)、値段は一個33円くらい。パイナップルも小さいものでそのくらい。大きくても100円くらい。バナナも一房80円ほど。日本のように輸入時農薬散布もないので、安心してバナナも食べられます。アフリカでも特に自然豊かなウガンダならではの恩恵ですね。
ビールも天国ウガンダ
ウガンダのビールは安くて美味しい。地球の歩き方にもありましたが、タンザニアがビールの本場ドイツ領だった影響で隣国のウガンダのビールも美味しいとのことですが、まさにその通りのクオリティの高さ。そして安い。人気はNile Special、CLUB、BELL、Tusker、GUINESSで一本100円くらい。 こちらは缶ビールでなく瓶ビール(500ml、300ml)が主流。うちはビールケース20本入りが空になると酒屋のお兄ちゃんを呼んで好きな銘柄のビールと交換交換してもらっています。ちなみにまとめ買い価格ということで20本入りで約1800円、一瓶90円。
意外と寒い
アフリカで寒いってどういうこと?と思われるかもしれませんが、ウガンダは標高が高いので朝晩は冷え、雨季(乾季と雨季があります)は特に日本の10月下旬のように肌寒いことも日々が続くことも多いです。ウガンダの人は寒いのが苦手なようで、私たちが今日はちょっと冷えるなあと思うくらいで、がっつりフリースやセーターを着たりしています。
みんなハッピーに生きよう、ウガンダ
ウガンダ人は総じて社交的。バイクタクシーに乗っていて信号で止まると、私を乗せているライダーのお兄ちゃんが隣で信号待ちしているライダーのお兄ちゃんと何やら世間話。知り合いに偶然会ったのかなと思いきやそうでもなく、ただ単に暇なのでしゃべっている模様。これは西洋的な、例えばエレベータで一緒になるとにっこりとアイコンタクト、という文化とはまた違い、日本にもない興味深い文化でもあります。また楽天家が多いウガンダ人。とにかく楽しく過ごすということに重きを置く生活の仕方は日本人の、特に仕事において楽しむというのは真剣さが足りん!のような(すみません、非常に主観ですが)雰囲気は全くなく、仕事もゆるりと楽しみながらやるのがウガンダ流。正直進みは遅いですが、いつも何かに追いつめられるように仕事をするのではなく、みんなで楽しくやっていこう、という雰囲気、私は大好きです。
特に生真面目な日本人が最初にウガンダに来ると、そのゆっくりさ、適当さ、約束を守らないことが普通な姿勢にイラッとくることも正直ありますが、そこは郷に入れば郷に従え、でそれを前提で動くとだいぶ気が楽になります。日本の殺伐とした雰囲気にお疲れの方はウガンダ、おすすめですよ!
さて、雑多になりましたが第一回目はさらりとこの辺で。
また次回、ウガンダ情報をウガンダからお送りします。
(出展)日本外務省、世界銀行、地球の歩き方、National Union of Coffee agribusinesses and farm Enterprises, youth policy.org